麺の研究とか麺関連に進む様になるとは夢にも思っていなかった。
しかし、今は麺関連に進んで良かったと思っている。
これが自分の天職だと信じている。
麺ビジネスを通じて多くの人を幸せに出来たらどんなに素晴らしいだろう。
自分が麺ビジネスを一生懸命にやったことで周囲に影響を及ぼし、影響を及ぼされた人達の人生が良くなればどんなに素晴らしいだろうかと思う。
創業の頃、或いは創業の頃に近い頃は毎日、山の様に押し寄せてくる問題、難題と格闘をしていてこの様なことを考えるゆとりは全然無かった。
しかし、最近は今までの人生の反省もしながら、今後の行く末のことも考える様になった。
麺のことだけを本格的に研究している研究機関は非常に少ない。
当社がこの業界で強くなれた原因の一つが麺の研究室を設置したことである。
普通、機械メーカーは余りこの様なことを考えないだろうが、私は今後の製麺機にとって重要な要件はいかに美味しい麺が作れるかだと思った。
そこで、麺の研究を深くしようと決めた。
麺の研究をしようとすると、様々な機材が必要になって来る。
当社では小麦粉の粘り強さ(粘弾性、アミロ値)を測定するブラベンダーマシン、細い麺線の引っ張り強度、切断強度等を測定するレオメータ等々、測定機も充実させた。
これらの機器は当然、製麺機メーカーではまず持たない機器だ。
私は研究開発には沢山投資した。
今も投資し続けている。
これらの機器も高額だが、機器を使いこなせる人がある程度居ないと機器は役立たない。
機器のコストよりも人のコストの方がはるかに高額なのだ。
しかし、これらの機器のお陰で麺の研究は大変進化した。
今も進化し続けている。
この様なことは時間もお金もエネルギーも大変必要になるので、簡単に誰でも真似が出来るものではない。